本当は怖いアスベスト・・・が使われているリフォームってどうなるの?

スタッフブログ

「アスベスト(石綿)を吸い込むと身体に害がある・・・」ということをなんとなくご存知の方も多いと思います。

でも、その被害にあうのって、過去にアスベスト(石綿)を使ってお仕事をされていた人や、建築現場で働いている人とかでしょ?
って思っている方も多いのではないでしょうか?

ところが意外や意外・・・2006年以前の建物には「断熱」「保温」「防火」などの効果が期待できるアスベスト(石綿)が多くの建物に使われていました。
(2006年以降は身体に害があるということが分かったので、作るのも使うのも禁止されています)

しかもアスベスト(石綿)はフワフワ~っと空中に飛ぶので、道を歩いていても吸い込む可能性がある、
そして吸い込むと、じん肺、肺がん、中皮種などの原因となる可能性がある、
つまりは建築関係者だけではなく、一般の方々も注意しなければならない、怖い怖いものなのです。

それが!なんと! 17年前には普通に本当に普通に「お役立ちアイテム」として使われていたわけですから、ますます怖い。
そしてアスベストを使っていた住宅をリフォームしようとして、解体工事などを行うときにいい加減な業者に頼んでしまったら・・・
アスベストが近隣にフワフワ~・・・・・・

フワフワ~怖い~((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
工事現場でタンポポの綿毛がフワフワしていたら、びくっとなるほど怖い~((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

でもご安心ください!履いてますよ

建物を解体したり改修する際には、壊す前に壊す部分について「アスベストが使われています YES or NO」を調査しなさい
ということが2020年より義務化されております。(事前調査の義務化)

更には2022年からは、「その結果を都道府県に報告しなさい」ということが義務化されました。(調査結果の報告義務化)

更に更に、2023年10月からは「事前調査を行う人は、有資格者に限ります」ということになっています。

これで、過去に知らないまま便利に使っていたアスベストは徐々にかもしれませんが減っていき
一般の方々が危険にさらされる可能性のあるアスベストの空中浮遊の可能性は激減していくことになるでしょう。

 

では!2006年以前に建てられたお住まいをリフォームしたいな~とか、
2006年以前に建てられた家を購入したいな~とか、
2006年以前に建てられた事務所を改装したいな~とか思っている方は
どうすればいいんでしょうか?

 

まずはその物件に石綿が使われているのかいないのか知ること。

そして使われていなければラッキー!
ですが、もし使われていたら・・・

当たり前のことになりますが
危険なアスベストを安全な方法で除去して、安全に処理すること。

安心してお住まいになるのが一番いいのではないでしょうか?

 

見なかったことにして、どこか不安を抱えながら新しいお家に住むのは
将来のストレスを買うようなことだと思うのです。
(家の中を石綿フワフワ~となる可能性は何が何でも避けなければ!)

そのためには、ご自身が見なかったことしようとして、見なかったことにしようとするリフォーム会社は選ばず
アスベストのことに詳しく、万が一の時に安全に処理してくれる会社を選ぶ必要があります。

具体的にはとりあえずは
①事前調査が行えるアスベストの有資格者がいるかどうか
②見積にアスベストの事前調査の項目があるか
を確認すればいいと思います。

事前調査には、設計図書や建築確認申請の副本等をリフォーム会社に提供してください。

 

最後になりますが
事前調査にも、アスベストの処分にも費用が掛かりますし、リフォーム会社によって金額もまちまちです。

ご負担と感じるかもしれませんが、健康のことは何よりも大事なこと。

アスベスト関連の補助金もありますので、有効活用してアスベストの心配とさよならして
理想のお住まいを手に入れてください。

東京都アスベスト補助金制度一覧はこちらをクリック

 

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